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4/29◆バッチの哲学

更新日:3月5日

テーマ「フラワーレメディの発見(1928〜1930)」

【2時間】


心からお願いしておきたい。 我々の始めた素晴らしい神聖な仕事を是非とも続けていってほしい。 この仕事は、病気の力を奪い取れる仕事、 束縛を解いて人々を自由にすることのできる仕事だ。

「バッチ博士の晩年(1936)」の回では、

フラワーエッセンス(フラワーレメディ)を発見し体系化し終えた

晩年の著述や講演内容から 現代の私たちに向けてのメッセージを読み取ります。

 

「フラワーレメディへの道(〜1930)」の回では、

医学を学んだバッチ博士が救急外科医としてのキャリアをスタートさせてから、

自然界の植物や野草の中からフラワーエッセンス(フラワーレメディ)を発見する

仕事に向かうまでの、彼の人生の歩みについて見ていきます。


なお、バッチ博士は細菌学者として、

人間の消化器官に生息するさまざまな細菌(腸内細菌)を研究していました。

彼は、腸内細菌からワクチン(バッチ・ノソード)を開発するだけでなく、

腸内環境を整えるためのダイエット(食事療法)についても提案しています。


食事が極めて重要であるとするバッチ博士の考え方に照らし合わせて、

自分の食習慣について見直す機会にもしていきましょう。

 

バッチ博士の、フラワーエッセンス(フラワーレメディ)への扉は、

1928年9月に開かれました。

最初の3種の植物(インパチェンス・クレマチス・ミムラス)を発見したのです。

当時はまだ、ホメオパシーの製法でレメディを作っていました。

2年後の1930年。

彼はロンドンを離れ、この仕事に本腰を入れて取り組み始めます。

太陽の光を用いて植物の治癒力を抽出する「太陽法」を開発するとともに、

人間の性格タイプに合う性質を備えた、11種の植物を公表しました。


この時点で公表した11種の植物の中には、後に除外されたものもあります。

「フラワーレメディの発見(1928〜1930)」の回では、

研究初期に発表された論文から、バッチ博士の発見過程での模索を読み取るとともに、

一貫して変わらない彼の信条を見ていきます。

 

バッチ博士の信念が最も表現されている著述が「汝自身を癒せ(1931)」です。 ここには、フラワーエッセンス(フラワーレメディ)に関する解説はありませんが、 彼の基本理念とする価値観がつぶさに示されています。


私たちの本質は、永遠の存在である魂であり、 この世に生きる有限の存在である人格は、 成長し進化することを目的としているということ。 そして、魂と人格の間で不調和が生じたときに、 成長に必要な課題として病気が生じるということ。 そんな、生命の大原則に病気の本質と克服法、 さらには神聖なる創造主の「完全なる計画(グランド・デザイン)」に加わるという 人生の目的について、バッチ博士の世界観を読み進めましょう。

 

バッチ博士は1931年2月に、英国ホメオパシー協会で

「汝、自らによって病む」と題した講演を行いました。

同僚の医師に向けて行ったこの講演では、

病気を物質的なものと捉える現代医学のアプローチを「間違っている」とし、

さらにホメオパシーを確立したハーネマンの考察も「十分とは言えない」と断じ、

「この道を少し先に進みましょう」と、ホメオパスを促しています。

彼は、自分が考える新しい医療のあり方を同僚に示しましたが、

残念ながら受け入れてはもらえませんでした。


それ以降、バッチ博士はフラワーエッセンス(フラワーレメディ)を

一般の人々を対象にして周知していくようになります。

「汝、自らによって病む(1931)」は、

医学界から距離をおくきっかけになったのです。

 

1932年の秋、バッチ博士は『汝自身を解放せよ』というタイトルの小冊子を発行します。

当時、バッチはフラワーエッセンス(フラワーレメディ)を、

自己治療(セルフ・ヒーリング、セルフ・トリートメント)として

一般の人たちに提供する決定を下していました。

小冊子には、前年に著した『汝自身を癒せ』で示された信条が、

一般の人にも理解できるよう、語りかけるような優しい表現でまとめられています。


本書を執筆・発行した1932年は、その夏に発見したロック・ローズによって、

「12ヒーラーズ(12人の癒し手)」が完成したタイミングでもありました。

『汝自身を解放せよ(1932)』はまるで、バッチ博士にとって次なるステージ、

「7ヘルパーズ(7人の助け手)」や「セカンド19(後半の19のエッセンス)」の発見へと

自らの歩みを進める宣誓であるかのようです。


これまでバッチ博士がつけたさまざまなタイトルを見ると、

古代ギリシャの格言(汝自身を知れ)に由来していることがわかります。

古代の自然哲学に造詣を深め、医師としての立場からこの世の真理を探究し、

そうしてたどりついた、神聖なるハーブのレメディ(フラワーエッセンス)。

バッチ博士の遺産とともに、私たちも“汝自身を癒し”、“汝自身を解放し”ていきましょう。

 

バッチ博士の著述を読み進めながら、50年の生涯を振り返るとともに、彼が抱き続けた思想や理念に触れていきます。


※この講座は、下記6つの時期とテーマのいずれかを掲げて開催します。

  • バッチ博士の晩年(1936)

  • フラワーレメディへの道(〜1928)

  • フラワーレメディの発見(1928〜1930)

  • 汝自身を癒せ(1931)

  • 汝、自らによって病む(1931)

  • 汝自身を解放せよ(1932)


受講費

3,000円(前払/クレジット or PayPal or 振込


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